線上測驗

使用說明

教授背景

課程單元目標

線上測驗

線上遊網

    

単元二十二

通訳の概念

【實例練習】

請將附錄(4)資料運用同步口譯視譯的技巧,以斜線切割句節後,依本文附錄(3)理解→ 直譯→翻譯方式逐一處理訊息。

 

【附錄(4)

日本代表団団長  高野邦彦

  御来場の皆様、学者・研究者の皆様、また台湾から遠路本会議に御参加くださった諸先生に対して、日本側を代表して厚く御礼申し上げます。

  本会議は、第三十回という記念すべき大会になりました。顧みますと、日本と中華民国・台湾との国交が絶えて三十年という歳月を経過しました。様々な困難、殊に中共の圧力にもかかわらず、三十年という長きに亘って絶えることなく年一度のこの会議が実施されてきたことは、中華民国側及び日本側の諸先輩の努力と熱意の賜物であると思います。もとより、政治大学国際関係研究センターの諸先生方と中華民国の在日代表である台北駐日経済文化代表処の歴代代表の御努力・御協力がなければ、到底維持できなかったものと感謝しております。また日本側では、各大学の学者先生の熱意と日華議員懇談会並びにアジア福祉教育財団などから、本会議の開催に当たって物心両面に亘る御協力があったことを御報告し、改めて謝意を表する次第であります。

  「継続は力なり」と諺にあります。本研究会議の長年に亘る成果は、両国の学術面にとっては勿論、政治・経済・安全保障などにとっても、幾多の貢献をもたらしたものと自負しております。

  さて、今回はこのような歴史を踏まえた上で、日台中三カ国の過去三十年の経験を基礎にして、二十一世紀に向かって、いかなる政治・経済・安全保障のシステムを構築していくべきか―という難しい課題に挑戦したいと考えました。各分野について活発な討議が交わされるものと確信しております。

  御承知のように、二十一世紀はテロ問題から幕が開き、従来の安全保障問題に加えて、新たな局面に遭遇しております。イラクと北朝鮮が国連決議の違反者に指定され、世界は一瞬の隙も許されない緊張状態に直面しております。この危機をどう解決して、健全な国際関係を築くか―大変大きな課題を負うことになりました。

  また2002年からの世界的デフレについては、その解決に各国政府は苦慮しているのが現状です。その結果、各国の利害が衝突する場面も少なくなく、たとえばWTOの議論も紛糾しつつあり、妥協点を見出すのが困難になっております。いかにして安定的に発展する経済システムを作り上げるか―。これも極めて今日的課題であると思います。

  最近特に目立つのは、国際的な安定した経済面での活力あるシステム構築への動きとして、隣接した地域国相互間におけるFTAの形成への動きですが、それが求められているのも、理由のないことではありません。アジアにとってFTAは、今後有力な研究課題になると思われます。さらに、ますます広がるグローバリゼーションの動きと国家のアイデンティティとの関係も微妙な段階にはいってきております。

  今日の不透明な世界の中でそれぞれの課題を十分に解明することは、大変困難であろうとは思いますが、中華民国・台湾と日本の学者・専門家によるこの合同研究会を通じて、少しでも両国は勿論、アジアと世界に誇り得る成果を挙げられることを切に期待して、団長の挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

 答え